SomaScan®︎ Assayユーザーミーティング

SomaScan®︎ Assayは、最大11,000のタンパク質を同時に、低いCV値で測定できるプロテオーム解析プラットフォームです。
このユーザーミーティングでは、ご利用いただいている研究者の方からの話題提供を元に、よりよくご活用いただくための情報交換を行います。
ご興味のある方はぜひ、お気軽にご参加ください。 

  • 日時:2025年8月22日 15:00開始(14:30開場)
    • 終了後、情報交換会を予定しています。
  • 会場:AP浜松町 Cルーム|東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルB館 B1F(Google Maps

Lecturers

田中宏樹

Somascanを用いた疾患の機能的バイオマーカー同定の試み 

田中 宏樹

北海道大学 遺伝子制御研究所

私たちはムーンショット型研究開発にて、非侵襲の迷走神経刺激装置を用いたニューロモジュレーション医療の実装を目指している。主に北大病院を中心にこの手法を検討し、その中で脳内炎症を伴う難治性てんかん患者の発作頻度や脳波パターンの改善や、その他の難治性炎症性疾患に対して治療有効性が認められている。今回は患者からの血清、血漿検体、マウス疾患モデル由来血清検体を用いてSomascanにて疾患病態の機能的バイオマーカー同定を試みているので、その概要を議論したい。 

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CSF/血漿プロテオームに与える分析前条件の解析 

辰巳 めぐみ

国立精神・神経医療研究 センターメディカル・ゲノムセンター 

創薬やバイオマーカー開発に用いられる脳脊髄液(CSF)及び血液試料の適切な分析前条件の検討のため、様々な分析前条件についてプロテオーム解析(SOMAscan)を行った。その結果、採取から遠心処理までの温度と時間、長期保管温度及び融解凍結回数の条件で多数のタンパク質への大きな影響がみられた。採取後の速やかな処理(血液では2時間以内)、-80℃での保管及び融解凍結を2回以内とすること等が重要であると考えられた。 

Iwao WAGA

血中タンパク質解析研究の最新動向

和賀 巌

フォーネスライフ株式会社

血中タンパク質解析は、疾患予測や個別化医療の鍵として急速に進化しています。本講演では、2月に公開した認知症20年予測の共同研究成果をはじめ、世界中のアカデミアや製薬企業から毎月発表される最新論文の動向を紹介します。また、昨年12月に幻冬社から発売された弊社書籍の内容を踏まえ、血中タンパク質解析が創薬や臨床研究に与える影響について議論します。今後のご研究活動のお役に立てて頂ければ幸いです。

SomaScan®︎ Assay

高い特異性を持ち、11,000のタンパク質を同時計測。〜CV5%で、アッセイ間の比較も容易。